街の夕日

ナンパした経験がある人なら解るだろうが、始めたばかりの当初は何もわからず、目の前にいる女性達に勇気を持ってただ飛び込んでいく他ならなかったはずである。

その姿は回りからみれば滑稽で愚かな行為であるが、本人からすれば勇気を持って行動した勇者でしかならないはずだ。

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そして、声掛けに慣れてくると会話も少しずつ出来るようになり、誘ったりして後は結果を待つのみである。

しかし、ここでただ単に行動すればいいと思うのは大間違いである。
慣れてくるとナンパがパターン化して停滞していく。自分の頭の中で決められた行動だけをするようになって上手く行かなくなり、結果同じような反応しか得られなくなる。

すると途端にナンパがつまらなくなりやる気がなくなって、引退する原因にも繋がる。自分の思うように行かないのを他人のせいにして、相手をコントロールしようとすると飛んだ痛い目をみる。

ナンパが上手くいかない時期によく陥るのが、ダメな自分を無理やり変えようとしてしまう事である。上手くいかないダメな自分を見たくないが為に、とにかく成功しようと全く興味もない女性と話したり、意地を張ってイケイケの自分を演じたりする事だ。

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無理に自分を作ってしまった結果、余計に疲れて後日ウツのように落ち込んでいく。ダメならダメなままでやるのがいいのに・・・。そのダメな自分を表現しながらそのまま飛び込んでナンパしてみるといい。

するとどうだろう。今まで自信に左右されて行動したり、仲間や相手の反応に依存して声を掛けていた行動に気付いたりする。このダメな自分を見つめる事がデトックス作用をもたらし、新たに生まれ変わってより自分らしくリラックスしたナンパが出来るようになってくる。

今までイケイケでナンパしていたのが、今度はクールダウンして落ち着いたままで声掛けが出来てくる。こうする事で今まで気付かなかった新たな一面を垣間見る事ができひいては対人関係においても成長して人と会話出来るようになる。そうする事で、更に女性達と会話がスムーズなっていく。

話は戻るが、ナンパが慣れてくると頭で考えて行動もパターン化してくる。これはこうだとか、ああいったタイプは無理だとか。

出来るならばこういったしがらみを捨てて、毎回ゼロにしてから再開するといい。すると今まで思っていたのと違う返答があったり、違った結果が得られる。女性達の反応には決まったパターンは無く、それよりもいかに臨機応変に対応出来るかがカギとなる。

出来れば先程のようにイケイケで声掛けないとダメとか、このタイプは無理だとか、とにかく頭で考えない事である。無意識のうちに蓋をしている行動や感情に気付く事が近道だ。

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これらの思考パターンや反応に囚われない為にも直感を使う事が大事となる。具体的な感覚としては、何故だかその女性だけが気になって声を掛けないといけない気がしたりする。

他にも、自分が前を向いて立っているのに、何故だか存在するかもわからないのに後ろから人が来る感覚がしたので、振り向いてその人に声を掛けた途端すぐ居酒屋へ行け、しかも飲食代を全額奢って貰ったりした。

また、ケーキ屋に行って隣の客の顔も見ていないのに何故だか、『これ美味しいんですか?』と心の声に聞け!と言われたりする事である。

無意識の心の声や感覚に敏感になって行動すると、何かしら良い事が起こる。彼女が出来たり、ゲットできた経験をふと思い返せばこういう経験が多かった。

こういった事は普段、誰しもが無意識の内に感じているであろう。この無意識に気付き直感を使う事で思ったよりも上手くいく結果が得られるのである。

これらの事を元に直感を使って、ナンパするのが唯一最善の結果が得られる最大の近道であると言えるだろう。