地蔵と聞くと、一般的には良くないイメージを持たれるだろう。何もしないでウジウジしてる自分を責めてしまうからである。
しかしこの地蔵。この状態でいると内面に大きな変化が起こっており、少しずつ鍛えられていく。鍛えられることで行動する事が少しずつ可能になっていく。
地蔵してる時に思い浮かぶ思考といえば、回りの目を気にしてしまい怖いというのがあげられる。
しかし声が掛けれるようになると、この思考が逆に手助けしてくれるようになる。
『よく考えたらなんで周りの目を気にしないといけないんだ?
俺がやりたいんだからやるよ!』
『回りに合わせる?はっ?ふざけんな!』
とこのように気持ちに勢いが付いてきて行動にも拍車がかかる。まるで今までウジウジして悩んでばかりいた自分が嘘のようだ。
ナンパは最初、何も結果が出ないばかりか何も反応を得ることができずに終わる。恥ずかしくて怖いし、震えて声なんかでない。
何も聞こえなかったり、『えっ?』『ハイ?』と聞かれて終わることは多い。
だが、気持ちが前向きに高ぶってくると声も態度も全面に出てきて反応得る事が簡単になってくる。
地蔵することは決して悪い事ではない。自分の本音と向き合い本当はどうしたいのかと自問自答する作業をしている最中なのである。
地蔵を脱出することは他人に流されない確固たる軸を作ることであり、ナンパとは自立した内面を構築するワークである。