ナンパ師の憧れであるゲット数。そしてそのゲット数が多い人のことを凄腕ナンパ師と謳われている。

彼らはナンパ界隈で集まる中で讃えられ認められ尊敬され憧れの眼差しで見られている。

 

なぜならたくさんの多くの女性達と関係を持つことにより、互いに競い合い何らかに価値を見出していく。そうしていく中で彼らは自分の存在感を認識し周りに知らしめ、賞賛を得ているのだ。

しかしその座に居座り続けるには、常に欲望を満たし、常に新しい女性を探し続けなければならないのだ。

 

だが、これは実際のところ本人にとっては幸せなのだろうか?

好きでもない女性をただただ抱き続け一時的な達成感はあるだろうが、むしろその後に抱く罪悪感の方が多いのではなかろうか。

実際のところ、それはとても心苦しくもあり、同じような感覚を二度味わいたいとは到底思えない。

それらは真実の愛ではないからだ。純粋に心で繋がっていない、シンクロしていない女性と会話しても疲れていくのと一緒である。

 

またセックスとはエネルギーの交換なので、相手と自分のエネルギーが混じり合い互いに行き来する。

例えば高いエネルギーの女性と交われば、エネルギーに満ち溢れるが、相手がダークな雰囲気があれば、自分にもそのエネルギーが入っていくのだ。

波長の高い女性と交わった経験が一度でもあると、ダークな女性と繋がろうとは到底思わないはずだ。なぜなら快感や心の通じ合いなどが比較ならない程半端なく凄くて、それはもう感動してしまう程だから。

 

 

以前に凄腕ナンパ師の人と一緒に、よく街で声掛けをしたことがある

その人と仲良くなって後で分かった事だが、なぜか女性を小馬鹿にしていたり、キレやすくケンカっぱやい所があった。

その他にも1000人以上の女性経験があるナンパ師の記事を見かけた事がある。

 

その内容によれば、その人は小さい時からどこか胸にポッカリと空いていた隙間を埋めようと女性と関係を持つことを覚えたのだという。

そして彼はもっともっとたくさんの女性達と出会うことを目的としてナンパを始めた。

しかしながら、そのポッカリと空いてしまった心の隙間を埋めることは一切できないのだという。埋まる気がするのは一時的なだけでまた埋めるために同じ行動を何度も何度も繰り返しているのである。

この事実に目を背けるために女性を抱き続けている。

 

しかし逆にいうと、この痛みや空虚感があるために、女性を抱き続けることが可能と思考の中ではセットになっているため、この呪いのような思考から彼本人は、その世界から抜け出すことができないままとなっている。

この永遠に抜け出せないループから脱出するには、トラウマとなった心の古傷や観たくない過去の忘却や前世の出来事集合意識的な観点からの思い込みといった、ネガティヴな思考をポジティヴに置き換える解放する必要があるのだが。

 

そうすることで過去に置き忘れた欠けた心の一部が、ものの見事に修復され、本来の自分自身を取り戻すことができる。

そうして心にポッカリと空いため隙間を埋められ、今まで無駄にし続けていたナンパからも、自由に解放することができるはずである。

この心にぽっかり空いた部分というのは恐らく孤独感であり、これを満たすために常に女性を抱き続けねばならなかったのかもしれない。

 

こうした心の一部は、何かの物や形では決して埋めることができず、その苦しみから逃れるようにとった行動がナンパであり、女性を抱き続けることなのだ。

しかしそれはただの幻想であり、心の欠片を埋めることは決してない。恐らく、幼少期に母親関係でなにかあったのでは・・・。

何かの依存症であったり、何かを満たそうとすること全てに当てはまることだが、瞑想やヒーリングといった心理的な面において、癒しを行うことで前向きな反応が得られるであろう。

 

何か埋まらない欲望・欠落感を満たす目的に行うのがナンパではない。既に満ちた愛や喜びを相手に与えていく行為。そうしたナンパがこれからの時代に必要になるだろう。

時は満ちた、新たなるナンパ時代の幕開けである。